高知県佐川町のウスギ山で紅茶・烏龍茶を栽培されている「お山のお茶 明郷園」。
今回ご紹介するのは、国産半発酵茶品種「べにふうき」100%、明郷園の「烏龍茶(べにふうき)」30g。
爽やかな花のような香りと黄金色の美しい国産烏龍茶をお届けします。
高知県の紅茶の歴史
紅茶の製造が西日本の各地で盛んであった昭和30年代、高知県でも山茶(山に自生する茶)を使っての紅茶作りが始まりました。
ですが山茶での生産では品質のいい紅茶が出来ず、紅茶用品種である「べにほまれ」「はつもみじ」の2品種が導入・植樹されるようになります。
多い時で「はつもみじ」は日本全国で約700haほど栽培されていたそう。
しかし、紅茶の輸入自由化にともない次々とその姿を消し、今ではこの仁淀川流域を含む数か所に茶樹が残るのみとなりました。
茶園を守り、伝統を受け継ぐ
園主の澤村さんと「はつもみじ」との出会いは2008年、農協に勤務しお茶に携わっていた時のこと。
出身地である佐川町の尾川地区で、昔紅茶が製造されていたことを思い出し、話を聞いていくと実は紅茶の園が残っているとのこと。
調べてみると、それが奇跡的に残っていた「はつもみじ」の茶畑だったのです。
偶然出会った「はつもみじ」でしたが、だんだんと「はつもみじ」を復活させることが自分の使命だと思うようなり、2013年に早期退職。
そのおいしさを広く知ってほしいという想いから本格的に紅茶づくりを始めます。
そして佐川町斗賀野地区にあるウスギ山の、元々は梨園だった場所を開墾し、現在では1200本ほどの茶樹を奥様と一緒に大切に育てられています。
ほのかに華やぐ香り、黄金色の烏龍茶
アッサム系の品種「べにほまれ」とダージリン系の品種を交配して生まれた「べにふうき」の春芽を使います。
春芽は香りも高く渋みが少ないため、紅茶ではなく烏龍茶向きなんだそう。
本場台湾で烏龍茶の製法を学んだ澤村さんの烏龍茶はいわゆる濃い茶色をした中国系ではなく、
台湾系の緑茶に近い黄色みを持った、ほんのりと花のような香りがするのが特徴の烏龍茶です。
手間ひまかけてじっくりと、お茶づくりに向き合う
今も紅茶品種が残っている茶園は斜面が急な場所にあることが多く、作業するにも危険が伴うことも。
しかし、品質のいいものを届けたいとの想いから、手間はかかりますが丁寧に摘み、昔ながらの製法で発酵、乾燥させて製茶されているのです。
生産者の澤村夫妻からのメッセージ
自然の力、お茶の力、私たちの想いをお届けします。
茶葉の持つ色・香り・味を最大限に引き出すお茶づくりを目指す、明郷園の紅茶・烏龍茶を是非お楽しみください。
春は自然の中で烏龍茶の手作り体験、秋には紅茶のテイスティングとマイブレンド紅茶作り体験なども行っています。
機会があればウスギの山へおいでください。佐川町を見下ろす絶景を眺めながらの紅茶は、また格別です。
佐川町産の烏龍茶、ぜひこの機会にご賞味ください!
※インターネットで購入できるのは、こうち育ちのみです。
名称 |
烏龍茶(べにふうき) |
産地名 |
高知県高岡郡佐川町 |
内容量 |
30g(リーフタイプ) |
原材料 |
半発酵茶(べにふうき100%) |
保存方法 |
高温多湿、直射日光を避けて常温保存 |
発送元 |
自然食通販こうち育ち |
発送方法 |
ネコポス |