四国の真ん中、高知県土佐町にて先代から大事に育てられてきた「ぶどうの木」を守り、
農薬・化学肥料等を使用せずに自然栽培で育てた、ミシマファームの「ぶどう詰め合わせ」1kgをお届けします!
ミシマファームの歴史
現在は山中敏雄・こずえさん夫妻が経営するミシマファームは、1960年にこずえさんの父・義雄さんが静岡県から持ち帰ったブドウの苗を、
自宅の裏山に植樹したことから始まります。
当時はぶどうを栽培する人は誰もいない時代で、そもそも雨量の多い高知県はぶどう栽培には向いていないと考えられていました。
もちろん失敗の連続で、周囲からの心配の声も多かったそう。
それでも義雄さんは「地域のために」と試行錯誤を繰り返しながら栽培を続けました。
雨さえ凌ぐことができれば、むしろ南国高知の太陽と昼夜の寒暖差がぶどうに好影響をあたえ、
巨峰の糖度は通常の16〜18%に比べ、なんと18〜23%と格段に高くなったそう。ついに、義雄さんの想いと努力が実ったのです。
大きな転機、そして無農薬栽培へ
ぶどうは雨による病気や虫などの被害に弱く、収穫までに多くの障害があり、とりわけ国内での無農薬での栽培は難しいというのが常識。
ミシマファームも先代・義雄さんの代では、農薬を使用していたといいます。
転機が訪れたのは2008年。母・和子さんが亡くなり、そして後を追うように2011年には父・義雄さんが他界。
農園を切り盛りしていた両親がいなくなり、こずえさんが農園を継ぐことになりました。
こずえさんの母・和子さんが病床についたころから、農薬などの処置もされず放置されてしまっていた農園は、雑草も生え荒れ放題。
しかし、そんな状況でもぶどうが毎年元気に実をつけている事に気づいたのです。
数年の間放置されていた事で農園内の土壌に虫やミミズ、土着微生物が定着し、
それらのバイオサイクルによって農薬や肥料がなくともぶどうは成長できる事を知り、
農薬の使用に疑問を持っていたこずえさんとご主人の敏雄さんは決意します。
「たとえ一粒もブドウが実らなくても、農薬を使うのはやめよう」と。そしてミシマファームの新たな挑戦が始まります。
農薬・肥料不使用のぶどう
無農薬を始めた後も、有機肥料を使用していた時期もあったそうです。
有機肥料はぶどうにとっても栄養になるかもしれませんが、害虫にとっても栄養満点。
虫の温床になってしまっていたそうで、今では化学肥料はもちろんいわゆる有機肥料も使用されていません。
また、ぶどう栽培では有機JASでも使用が認められている「ボルドー液」(硫酸銅と消石灰を混合した殺菌剤)が、世界的に使われています。
ミシマファームではボルドー液も一切使用しません。
種無しにしたり果肉を肥大化させる為のジベレリン(ホルモン剤)を使った処置も一切行っていません。
土地やぶどうが持つ本来の力で育つからこそ、自然な甘さが引き出されているのです。
お届けする品種
巨峰、安芸クイーン、ピオーネ、シナノスマイル、伊豆錦、高墨
※上記の中から巨峰を中心にその時に一番美味しい物をお送りします。すべてが入っているわけではございませんので予めご了承ください。
生産者の山中夫妻からのメッセージ
父の代から三島の地に根付いてきたぶどうの木は、私たちの宝ものです。
そして農薬や化学肥料を一切使用せず、この土地だけのぶどうを作ってきました。ぶどう本来の自然な味を、是非一度ご賞味いただければと思います。
また現在ミシマファームでは持続可能な農業を志し、次の世代につなげていくためにも、ワイン造りをはじめました。
無農薬栽培のぶどうから生まれたワインにご興味がありましたら、ホームページをご覧ください。
四国の山と川とふかふか土で育てた、自然と人にやさしいぶどう。ぜひこの機会にご賞味ください!
名称 |
ぶどう詰め合わせ |
産地名 |
高知県土佐郡土佐町(三島地区) |
内容量 |
1kg(2〜3房) |
保存方法 |
お届け後は野菜室で冷蔵保存。生ものですので、お早めにお召し上がりください。 |
発送元 |
ミシマファーム |
発送方法 |
常温便 |